中学部

教育目標

学力の向上を図るとともに、将来の自立・社会参加の基盤となる力を育成する。

 めざす生徒像

・自ら学び、自ら考え判断して課題解決に意欲的に取り組む生徒
・積極的にコミュニケーションを図り、他と協調しながら活動できる生徒
・自己の価値を肯定的に認め、将来の目標を意識して、社会性の向上に努める生徒
・健康・安全に留意して学校生活に取り組む生徒

学習内容

〇教科学習

 生徒一人一人の学習課題の把握に努め、実態に応じた指導計画を作成し、基礎・基本の定着と自ら学び考える力の向上を図ります。授業ではICTや、視覚的教材を活用したり、演習や実習を取り入れたりして、「わかる授業」の実践に取り組んでいます。また、言語指導を重視し、話し合い活動を取り入れ、正しく豊かな言語概念、思考力・判断力・表現力の向上を図ります。さらに、学習習慣の定着を図り、粘り強く問題解決に取り組む学習態度を育てます。

 学級ごとに、週1時間の自立活動の時間の指導と日常の学校教育活動全体を通して、言語やコミュニケーション、社会性、障がい認識などの力を高める指導に取り組んでいます。 生徒一人一人の聴覚障がいの状態や言語力についての実態の把握に努め、個に応じた聴覚活用、発音指導、言語指導、手指メディア等の活用を行い、コミュニケーション能力や言語力、自立に向けた力の育成を図ります。
 また、朝の帯時間の20分間を利用して、「ことばの学習」に取り組んでいます。助詞の意味や用法を手話で表す学習や、動詞、形容詞の活用、基本文型の仕組みや作り方の学習を行い、書記日本語力の育成を図ります。

 毎週月曜日の1校時に設定し、学部・学年・学級などのさまざまな形態で指導を行います。また、各教科や学校行事なども含めた学校の教育活動全体を通して、話し合い活動を多く取り入れ、道徳的心情の育成を図ります。特に学校・学部行事の際には、活動や体験を通した道徳的実践力の育成に努めています。
 さらに、中学部活動を年間5回実施し、中学部全生徒でよりよい中学部にするためのルール作りなどの活動を行っています。

 毎週金曜日の4校時に設定し、学級活動及び生徒会活動を中心とした学部・学校行事などに関わる活動を主として行っています。生徒会活動においては「学習」、「生活」の2つの専門委員会を設け、学年縦割りの集団編成による生徒主体の活動を実施しています。学習委員会では、チャイム席運動や勉強会の企画等、生活委員会では、身だしなみチェックや美化活動等の健康や生活に関する活動を行っています。また、生徒会役員は挨拶運動やボランティア活動に取り組んでいます。

 対話的で深い学びの実現を目指し、各学年でテーマを決めて、一人一人に課題と役割をもたせたり、協力して課題解決に取り組ませたりして学習を進めています。
1年「自分を知ろう」 ・・・自分の障がいや福祉制度について知る 西南学院中学校との交流
2年「社会を知ろう」 ・・・進路学習(調べ学習、高校見学など)職場体験
3年「自分と社会との関わりを考えよう」 ・・・進路実現に向けて  国際理解(日本文化と諸外国文化との関係性)と今後の自分の生き方